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CQの出し方・特定局の呼び出し方・応答方法と設定例 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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【はじめに】 ●D-STARレピータを使用するときは、山かけ通信でもJARL D-STAR管理サーバーに自局の コールサインを必ず登録する必要があります。 解説は こちら です。 ●D-STARレピータでの運用についての決まりは特にありません。 ■ゲート越え通信ができない、相手局を呼び出してもうまくつながらない、など、自局の 設定や呼び出し時の設定などが間違っている場合があります。 ※レピータ使用時の無線機の設定は、決まりどおりにする必要があります。 ■CQの出し方や特定局を呼び出す場合は、アマチュア無線の慣例やレピータを利用する ときのマナー・モラルを意識するようにしましょう。 (基本は「無線局運用規則 第八章」です) レピータの連続使用、長時間使用にならないように注意しましょう。 FMレピータのようにタイムアウト(3分ルール)はありませんが、レピータ運用というこ とを考慮しましょう。また、D-STARレピータには10分ルールというものはありません。 ・CQを出すときや他局を呼び出すときは、簡潔に行いましょう。 ※相手局の無線機にコールサインが表示されるので、確認が容易です。 ※アクセス確認のためのカーチャンクは必要です。特にレピータ指定やコールサイン指定 のときは、必ずカーチャンクをして UR? の確認が必須です。 「レピータお借りします」「レピータ使用ありがとうございました」「各局ありが とうございました」や「チャンネルチェック」「レピータお使いですか」などは、 まったく意味がないので不要です。不要ですは ⇒ こちら です。 ・CQを何度も連続して行うのは控えましょう。 ・QSOは短時間を心がけましょう。広域レピータは特に注意! ※30分とか1時間近い連続使用が散見されます。他局が使えません! D-STARレピータは ゲート越えで他のレピータからも接続 もあります。 ※広域レピータは、使用する局やワッチ局が多いレピータです。 参考:"レピータの利用の交信は簡潔に…手短に…"は こちら (JARL WEB) 画像伝送は注意しましょう。 レピータで画像伝送はなるべく行わないようにします。画像サイズによりますが、伝送 に3分〜5分かかります。 レピータを使用するときは、次のように行います。 ・いきなり画像を伝送するのではなく、音声で通信を開始してから伝送します。 ・伝送中は無変調になるため、PTTを押して音声で会話をしながら伝送します。 ※途中で送信を止めても再送信すれば画像の続きから伝送されるので、音声で会話を しながらで大丈夫です。 音声でのQSOと同時に画像も伝送しているという考え方です。
【呼び出し前の確認】 ●CQを出すときや他局を呼び出すときは。 ・事前によくワッチしてレピータが使用中でないか、又、他局がゲート越え先から自局が 使用するレピータ宛に呼出中でないかを確かめましょう。 (無線局運用規則) ※FMで電波を出して慣例的な「チャンネルチェック」は不要です。 FM(シンブレックス)も同じですが、レピータですのでワッチしていれば使用している かどうかがわかります。 応答する局がどのように設定すれば良いかがわかるため、自局が使用しているレピータ の名称と、ゲート越えの場合は接続先のレピータの名称をアナウンスしましょう。 (ゲート越えとは:TOやURに CQCQCQ でなく、レビータを設定した場合) 重要:コールサイン指定呼出のときはどこのレピータに接続されているかがわからない ため、接続先のレピータの名称をアナウンスをすることはできません。 コールサイン指定呼出の意味と解説 → こちら です。 カーチャンクの必要性 D-STARの「カーチャンク」は重要な意味があります。以下を参考にしてください。 ●ゲート越えやコールサイン指定呼出のときは、カーチャンクをして接続先のレピータが 使用中かどうかを確かめましょう。 ※接続先レピータが使用中・設定ミス・レピータ装置の不具合などの異常状態を確認しな いで呼び出しをしても、つながりません。 また、カーチャンクをすることにより、自局の電波のアクセス状態やゲート越えの状態が 確認できます。 ※「コールサン指定呼出」のときも、どこのレピータに接続されるかがわからないため 同様です。 ・UR?: が表示されれば大丈夫です。(正常状態です) 山かけ(TOやURが CQCQCQ)のときも一度カーチャンクをして UR? が表示 されれば、レピータへのアクセス状態は正常です。 参考:UR?が表示されても接続先のレピータがメンテナンス中や停波 している ため接続できてない場合があります。 レピータ運用・メンテナンス情報 → こちら です。 ・RPT?: が表示された場合は、接続先レピータが使用中のときがほとんどです。 無線機のMY(自局のコールサイン)やTOやURに設定した相手局の コールサインにミスがある場合や、レピータの不具合でゲート越えができ ないときも表示されます。 参考:カーチャンク後や呼び出しをして受信になったときすぐに「ビッ」 と鳴ったときはゲート越えしていません。 ・RX: が表示されたときは、自局の電波がレピータへのアクセス状況が悪い場合や 無線機のMY(自局のコールサイン)が未設定などが考えられます。 (UR?:とRX: は、山かけのときも同様です) ※ゲート越えのときのカーチャンクは少し間をあけて2回行うことをお勧めします。 「TO」を「FROM」以外のレピータにしたときはゲート越えになります。 ・2回とも「UR?」が表示されれば、ほぼOKです。 ・接続先のレピータでQSOをしている局の「どうぞ・了解」の間に割り込みをして いる場合があります。 ●ゲート越えや使用するレピータを変更したときは、一度カーチャンクをしておく。 例えば、通常は最寄りの「古河レピータ」をワッチしていて一時的に「水戸レピータ」 を使用すると、自局は「水戸レピータ」を使用した状態での情報が管理サーバーに登録 されます。 この状態で「FROM」を「古河レピータ」にしてワッチしていると「コールサイン指定」 で呼出があった場合に次のようになります。 ・相手局の接続先は「水戸レピータ」になる。 ・自局は「古河レピータ」をワッチしているので自局は呼び出された事がわからない。 ※この場合「古河レピータ」で一度カーチャンクをしておけば「コールサイン指定」で 呼ばれても「古河レピータ」に接続先されるので、呼ばれた事がわかる。 ●不要なカーチャンクや頻繁にカーチャンクをするのはやめましょう。 複数のレピータを順番に、手当たり次第にカーチャンクをしている局がありますが、 これもやめましょう! 前述の通り、使用中の局やゲート越えからの局が応答を待っているときがあるので、 よくワッチして確認をすることが必須です。 ※自動応答を設定している局にアクセスする場合も同様です。 参考:自動応答とは → こちら です。 【呼出・応答方法と設定例】
●呼び出しと応答の基本 ■レピータでの運用 山かけ (ゲート越えをしないとき、TOやURが「CQCQCQ」のとき)
ゲート越え (TOやURが「レピータ」のとき)
■DVゲートウェイ機能での運用 (ターミナルモード・アクセスポイントモード) 注:ターミナルモード・アクセスポイントモードは、必ず「ゲート越え通信」に なります。 TOが CQCQCQ (山かけCQ)は、通信できません。
■dmonitorでの運用 TOの設定は、レピータでの運用と同じです。 山かけ (ゲート越えをしないとき、TOやURが「CQCQCQ」のとき)
ゲート越え (TOやURが「レピータ」のとき)
●CQ呼び出しでなく特定の局を呼び出す場合 (コールサイン指定呼出でない場合) ■レピータでの運用 山かけ (ゲート越えをしないとき、TOやURが「CQCQCQ」のとき)
ゲート越え(TOやURが「レピータ」のとき)
■DVゲートウェイ機能での運用 (ターミナルモード・アクセスポイントモード) 注:ターミナルモード・アクセスポイントモードは、必ず「ゲート越え通信」に なります。 TOが CQCQCQ (山かけCQ)は、通信できません。
■dmonitorでの運用 TOの設定と応答方法は、レピータでの運用と同じです。 ●コールサイン指定で特定の局を呼び出す場合 (コールサイン指定呼出の場合) ・TOやURに呼び出したい局のコールサインを設定して呼び出しをする場合です。 この方法を「コールサイン指定呼出」といいます。 注:TOやURに呼び出したい局のコールサインを設定しない場合は 「コールサイン指定呼出」ではありません。 ・「コールサイン指定呼出」のときは、呼び出す相手局が最後にアクセスしたレピータに つながります。「山かけ」か「ゲート越え」になるかはわからないため「山かけ」とか 「ゲート越え」とかのアナウンスはしません。 ・呼び出す相手局が最後にアクセスしたレピータが、自局がアクセスしているレピータの 場合はゲート越えにならず、山かけになります。 この場合は、コールサイン指定通信とはいいません。 ※相手局が自局と同じレピータを使用している場合(山かけ)でも、TOやURは相手局の コールサインを設定したままでQSOをしても問題はありません。
■レビータで呼び出し
■DVゲートウェイ機能で呼び出し (ターミナルモード・アクセスポイントモード) 注:ターミナルモード・アクセスポイントモードは、必ず「ゲート越え通信」に なります。 TOが CQCQCQ (山かけCQ)は、通信できません。
■dmontorで呼び出し 設定は、DVゲートウェイ機能で呼び出し(ターミナルモード)と同じです。 呼出例:Jx7xxx こちらは JR1UTI、古河レピータからコールサイン指定です。 dmonitor運用です。 お聴きでしたらQSOをお願いします。 どうぞ。 応答側の設定と応答例: 「●CQ呼び出しでなく特定の局を呼び出す場合」の例と同じです。
※変かな?,間違ってる? 呼び出しと応答 (単なる、ことばの使い方だけですが)
※不要です? 関連ページ 余談ですが (下記の解説?) 参考ページ D-STAR用語集 ■最初の「○○レピータお借りします。」 ⇒ 誰から借りるのでしょうか?(笑) それより、前置きはやめて早くCQや呼び出しをしましょう! 最後の「○○レピータ使用、ありがとうございました。」や 「各局、ありがとうございました。」 ⇒ 不要です。各局とは誰?(笑) 誰にお礼を?(笑) それより、早く終わってレピータを空けましょう! ■レピータを使用するときの「チャンネルチェック」や「レピータお使いですか」 ⇒ レピータです。ワッチしていれば使用中がどうか、わかります。 ⇒ ゲート越え先のレピータは、カーチャンクをして確認。こちら です。 ※IC-705とIC-9700のモニター機能やdmonitorでモニターするのが便利! ただし、モニターできないレピータが多数あります。 ■ブレークタイム ⇒ FM通信の「了解 → 受信(ブレークタイム) → 送信(通信開始)」 のような ことは不要です。 ※レピータではブレークはしない運用がマナーです。 ■レポートの「59メリット5」はおかしいのでは? ⇒ こちら (関連ページの「余談ですが」)です。 |
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