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うまく接続や交信できない時の確認ポイント | ||||
DVゲートウェイ機能は、無線機側はメニューで簡単に設定することができますが、 接続するスマートフォン・パソコン・ルーターなどの機器の設定や利用する回線の 種類などがあるため、使用する機器の構成で一ヶ所でも条件が合わない場合はうまく 動作しません。 DVゲートウェイ機能(ターミナルモード/アクセスポイントモード)は山かけ通信 ではなくゲート越え通信になるため、TOに「CQCQCQ」を設定しても通信はでき ません。TOに接続するレピータか呼び出す相手局のコールサインを設定する必要が あります。 ※DVゲートウェイ機能の説明は こちら です。 @接続用のアプリケーション(RS-MS1A,RS-MS1W)を「開始」にした時に 「USBが接続されていません」と出る。 ・接続ケーブルが正常に接続されていないか、ケーブルが対応していない ・スマートフォンやタブレットが「USBホスト機能(OTG)」に対応していない。 ・パソコンの場合は「COMポート番号」が一致していない、ケーブルが認識され ないなど。ケーブルのドライバーの問題も考えられる。 ・無線機の電源を入れてないか、アクセスポイント又はターミナルモードの設定に なっていない。 A相手局からの応答が聞こえない。 ・ネットや設定の問題 機器が正常に接続されて動作をしていても、自局からのパケット(データ)は 相手局に届いて聞こえているが、相手局からのパケットが自局までたどり 着かないため何も聞こえないという症状です。 →使用している回線が「IPv4グローバルIPアドレス」でない。 ※IPv4グローバルIPアドレスは必須条件です。 ※固定IPアドレスは必要ありません。 →ルーターを使用している時は「ポート開放」が正常に設定されていない。 ※使用している回線が「IPv4グローバルIPアドレス」であってもルーターで 遮断されているため相手局が聞こえないということになります。 ・コールサインの設定の問題 ・無線機のMYに設定した自局のコールサインを、D-STARの管理サーバーに 登録していない。 識別(コールサインに付加する AやBなど)を付ける時も登録が必要です。 ・呼び出す相手局がコールサインに識別を付けている場合に「TO」に設定した コールサインに識別を付けていない。 参考資料は こちら(PDF) です。 ※識別を付けると、まったく違ったコールサインとして認識されます。 ※応答する時は「RX-CS」で設定すれば確実です。 B交信中に途切れてしまう。 ・回線スピードや回線の品質が低下した時に発生することが多い。 ※特にスマホやWi-Fiは、契約している回線や場所によりますが、平日の正午帯 と夕方の時間帯など回線が混雑しているような時に多く発生しました。 ・送受信のタイミングが合わない時も発生する時がある。 ※レピータを使用した時よりも遅延が多く発生しますので、何度かQSOをして タイミングに慣れると良いかも知れません。 CPTTを何度押しても「RPT?」が表示される。 ・「TO」が「CQCQCQ」になっている。 ・Bの症状で交信が途切れてしまった時に、送受信をしてない時にもデータが 連続的に流れている症状が発生している時があります。このような場合は、 アプリケーションソフトを再起動する必要があります。 ルーターを使用している場合は、ルータのデータランプが点滅していますので 確認することができます。 DPTTを何度押しても「RX?」が表示される。 ・無線機の「MY」に自局のコールサインを設定してないかコールサインの設定が 間違っている。 ・D-STAR管理サーバーに自局のコールサインを登録していない。 EJARL D-STARログに表示されない (2018/10/11追記) ・ルータの設定にポート30000(TCP)がインターネット側向けに転送できるように なっているか確認の必要あり。 情報元は こちら の項目4です。 ※BとCは、実際に運用した時の経験とターミナルモード運用局からいただいた 情報です。 |
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