Raspberry Pi OS の初期設定
Update:2022/11/24
注意:この手順は当局が Raspberry Pi 3 Model B+ を使用して実施した手順です。
   実施に際しては自己責任(自己解決)で行っていただくようお願いします。
更新履歴
 2022/11/24 基本設定に手順4(IPv6の停止)を追加しました。
 2022/04/25 初期設定手順をUPしました。

■Raspberry Pi の初期設定
 手順1:OSの書き込みが終了したらmicroSDカードを Raspberry Pi にセットする。

 手順2:キーボート・マウス・モニターとインターネットに接続して電源を入れる。
     ※初期画面が表示されるまで1〜2分かかります。

 手順3:Raspberry Piの初期設定が表示されたら、表示に従って設定する。
     @ 初期画面Next
     A Set Country 画面 → Countryを japan に選択して Next
       ※他の設定は初期値のまま
     B Create User 画面 → 下記を入力して Next
       ユーザーアカウントの作成です。(入力する文字は 小文字の英数字)
       Enter usename → ユーザー名 (例:d-star)
       Enter password → パスワード
       Confirm password → 上記のパスワード確認ための再入力
       ※ログアウトして再ログインするときに設定したユーザーとパスワードを
        使用します。
     C Set UP Screen 画面 → 初期値のまま Next
     D Select Wi-Fi Network 画面 → Skip
       ※Wi-Fiの設定は、初期設定後に変更可能です。
       (下記の基本設定手順2)
     E Update Software 画面 → Next
       Skip して初期設定後にアップデートしてもOKです。
       ※Skipした場合は G へ
       ※Updateは10〜15分程度かかる。
       UPDATEの数とネットの速度により変化(30分以上かる場合あり)
     F System is up to date の表示が出る → OK
       ※OSのUpdateが完了。
     G Setup Complete 画面 → Restart
       再起動して Raspberry Pi が立ち上がります。

 これで Raspberry Pi の初期設定が完了です。

 OS のアップデート:Eで Update を Skip した場合は、バージョンアップ方法の
           「方法2」か「方法3」を実施してください。こちら です。

■基本設定
 この設定は dmonitor のインストール後に実施してもOKです。
  ※この設定を行わなくても動作しますが、セキュリティ強化のための設定です。
  ※手順2と手順3は Raspberry Pi のCPU負担を減らすため、使用しない通信と
   使用しないインターフェイスは停止しておくことを推奨します。
  ※下記以外の設定は、使用する環境に合わせて設定してください。

 手順1:管理者用ID「root」のパスワードの変更
     初期パスワードを変更しておくと、セキュリティ面や設定時のログインが
     わかりやすくなる。
     @ メニューバーの左上にある「LXTerminal 」を起動する。
     A コマンド “sudo passwd root” を入力して Enter を押す。
     B 新しいパスワード: に、パスワードを入力して Enter を押す。
     C 新しいパスワード再入力してください: に、パスワードを再入力
       して Enter を押す。
     D「passwd: パスワードは正しく更新されました」と出ればOK。
      
     E "exit" と入力して Enter を押す。(LXTerminal が閉じます)

 手順2:Wi-Fi と Bluetooth の停止
     インストールした初期状態は Wi-Fi と Bluetooth が動いているため、
     不要な通信を停止する。
     @ メニューバーの右上にある「ネットワークアイコン 」をクリック
       して「Turn off Wi-Fi」 をクリックする。
     A メニューバーの右上にある「Bluetoothアイコン 」をクリック
       して「Bluetooth をオフにする」 をクリックする。

 手順3:インターフェイス(SSHとVNC)の確認と設定
     通常はすべて「無効」にします。(設定は任意です)
     @ メニューバー左上の「ラズベリーアイコン」をクリックして
      「設定」⇒「Raspberry Piの設定」を選択する。
     A「インターフェース」をクリックする。
       使用しないものは「無効」にする。SSH や VNC などを使用しない
       場合は、すべての設定を「無効」にしておく。
       「無効」⇒
「有効」⇒
     B 設定を変更したときは「OK」をクリックする。
      「再起動しますか?」が出た場合は「はい」ををクリックします。

     ※SSHとは、他のパソコンや Raspberry Pi など外部からアクセスできる
           機能で、コマンドでの操作やファイル操作をする機能。
     ※VNCとは、他のパソコンや Raspberry Pi など外部からディスクトップ
           画面で遠隔操作ができる機能。

 手順4:IPv6の停止
     インターネットプロトコル(ネットワーク)の設定です。
     IPv6 は使用しないため OFF に設定する方法です。
     @ メニューバーの左上にある「LXTerminal 」を起動する。
     A コマンド “sudo nano /etc/sysctl.conf” を入力して Enter を押す。
     B 下記の記述を追加する。
       net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = 1
       net.ipv6.conf.default.disable_ipv6 = 1
      
     C 追加内容を保存する。(終了する)
       ctl + x を押す。
       y を押して Enter を押す。
       "exit" と入力して Enter を押す。(LXTerminal が閉じます)

 これで基本設定が完了です。
  手順3で再起動をしてない場合は Raspberry Pi を再起動します。
  ※Raspberry Pi の再起動手順
   @ メニューバーの「ラズベリーアイコン」をクリックする。
   A「ログアウト」を選択。
   B「Reboot」をクリックする。

 次の手順
 「B dmonitor のインストール方法」はこちらです。→